レクサスブランドの中で、SC以来となる2ドアクーペモデルとして誕生したRCは、ブランドイメージを変える使命を担って誕生しています。流麗なフォルムで、見る人を魅了する存在感は、大胆で挑戦的といえるでしょう。2014年の登場以来、何度かマイナーチェンジは行われていますが、2022年6月時点で未だフルモデルチェンジには至っていません。新型車の発売が決まっていない今だからこそ、リセールバリューについて詳しく紹介します。
レクサスRCとは
まずはレクサスRCの魅力について解説します。
レクサスRCは、SC以来の2ドアプレミアムクーペとして誕生しました。アバンギャルドクーペ」をテーマとして作られ、デザインの美しさ、ラグジュアリーなインテリア、走行性能の高さを兼ね備えています。普段の通勤からグランドツーリング、ドレスアップシーンなど、さまざまなシチュエーションを楽しめるクルマといえるでしょう。
エクステリア
ボディサイズとしては、ISとGSの中間に相当します。「見るものを魅了し、誘惑する“Sexy”なデザイン」をコンセプトに作られました。2018年のマイナーチェンジでは、LCのエレガントなデザインが取り入れられました。
ヘッドライトには超小型三眼ヘッドランプが使用され、直径30mmのランプがフェンダーに沿って並んでいます。レクサスの頭文字「L」を強調したクリアランスランプとリヤコンビネーションランプも特徴的です。フロントバンパーには、メッシュタイプのスピンドルグリルが採用されています。
全幅の大きさと車高の低さの相互作用でワイド&ローのボディが強調されて見えることも特徴の一つです。斜め後ろから見ると、一段と車体の迫力を感じられるでしょう。。
インテリア
コックピットセンターのアナログクロックが、ラグジュアリーな雰囲気を際立たせています。立体感のあるシルバー調の文字盤が大変魅力的です。同様の時計がフラッグシップクーペのLCにも採用されており、レクサスのアイデンティティといえるでしょう。
使い勝手の良いラゲッジスペースも魅力の一つです。374リットルの荷室容量を持ち、ゴルフバッグを2つ収納できます。リアシートは6:4の可倒式なので、長尺の荷物を載せる際にも便利でしょう。
走行性能
RC300は2Lターボエンジンを搭載し、1,650~4,400r.p.mの回転域で350N・mの最大トルクを発揮します。力強く伸びのあるスポーツドライビングを楽しめるでしょう。
トランスミッションには8速ATを採用しており、滑らかな変速で快適な走行フィールを実現します。Mポジションを選択すると最短0.2秒での変速が可能なほか、Dポジションでスポーツモードにすると、旋回後にパワーのある加速を感じられます。
また、RC300hのトランスミッションは、高出力モーターと電気式無段変速を組み合わせたハイブリッドならではのスムーズな加速が可能です。電動モーターのレスポンスが際立つ、スポーティな走りが叶うでしょう。
レクサスRCのリセールバリューは良い?
レクサスRCの3年後のリセールバリューは45〜50%ほどです。ハイブリッドだと60〜70%と少々相場が上がります。ボディカラーの価格差は、ホワイトパールとブラックが他のカラーより20万〜50万円高くなっています。
レクサスRCの人気グレード
RCには直列4気筒2Lターボの「RC300」、直列4気筒2.5Lハイブリッドの「RC300h」、そしてV6 3.5Lの「RC350」が設定されています。各グレードにはインテリアに特徴のある「version L」と、レクサススポーツの血統を継承するスポーツバージョンの「F SPORT」が用意されました。
RC300h Fスポーツ
プレミアムクーペとして優れた走行性能を発揮するグレードです。2.5Lの直列4気筒で最高出力178psを発揮する一方で、WLTCモードでは17.8km/Lの高燃費での走行を実現させます。
高出力モーターと電気式無段変速のトランスミッションを組み合わせ、連続した滑らかな加速を可能にしました。加えてアクセル操作に対する駆動力が最適化される点も特徴です。ドライバーの操作に対するレスポンスが早く、ストレス無く走行できるでしょう。
RC350 Fスポーツ
2018年のマイナーチェンジによって軽量化が図られたのと同時に、サスペンションのアーム可動部パーツであるブッシュが高剛性に変更されました。
「LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)」が標準装備されているため、高速走行時の安定性や山岳路での中速走行域で軽快なレスポンスを実現します。加えて8段ATが搭載されているため、シフトショックのない上質な走りが可能です。内外装だけでなく、走行性能においてもLCのような回頭性を実感できるでしょう。
RC300h version L
300hの上級グレードとなるversion Lは、ベーシックグレードと比較するとラグジュアリー仕様に特徴があるといえるでしょう。
シートにはベンチレーション機能が装備されており、熱がこもりがちな車内の温度を下げ、快適なドライブを実現させます。ドライブモードセレクトスイッチも備わっており、スポーツモードからエコモードまで4つのモードから選択可能です自分好みの走行を楽しめるのは嬉しいポイントでしょう。
高額査定を狙えるオプション
中古車市場では三種の神器とも呼ばれるオプションがあることをご存知でしょうか。それは「サンルーフ・ナビ・レザーシート」です。レクサスRCにはナビや本革シートは標準装備されています。その他の高額になるオプションにはどのようなものがあるのか詳しく見ていきましょう。
ムーンルーフ
レクサスはチルト&アウタースライド式のムーンルーフを純正オプションとして用意しています。パネル部分が持ち上がり、前後どちらかを持ち上げて開けるほか、スライドによって全開にもできます。
ラグジュアリーなクーペにムーンルーフを取り付けると、高級感がアップするだけでなく、リセールバリューから見ると、設定料金以上のプラス査定が期待できるでしょう。
マークレビンソン・プレミアムサラウンドサウンドシステム
アメリカのハイエンドオーディオブランド「マークレビンソン」のサウンドシステムも、高額査定を狙えるオプションの一つといわれています。マークレビンソンのオーディオを搭載している自動車メーカーはレクサスだけです。静粛性の高いクルマだからこそ、存分に音楽を楽しめるでしょう。
サウンドシステムのみで一気に金額が上がる可能性は低いかもしれませんが、ボディカラーやシートカラーなどで人気の高い場合にはプラス査定される場合も少なくないようです。
Fスポーツ専用「TRD」パーツ
2018年のマイナーチェンジにあわせ、Fスポーツ専用にTRDブランドのディーラーオプションが発売されました。「エアロダイナミクスパッケージ」に含まれるのは、フロントスポイラー、エアロダイナミクスミラーカバー、サイドスカート、スポーツマフラー&リヤディフューザーです。スポーティな見た目と洗練されたスタイルを実現しています。
スポーツグレードだからこその付加価値として、プラス査定を見込むことはできるかもしれません。
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まとめ
レクサスRCは、流麗なデザイン性とラグジュアリー性を併せ持つ国内でも数少ない2ドアクーペです。クーペゆえの贅沢さから、市場にも数多く流通しているわけではなく、希少性も高いといえるでしょう。リセールバリューを考えている場合には、タイミングも重要なので、時期も見極めた上で売却を検討しましょう。