今回は、スバルのクーペ「アルシオーネ」のリセールバリューについてご紹介いたします。スバル車で唯一リトラクタブルヘッドライトが搭載された車種で有名なアルシオーネのリセールバリューは、どのような相場になっているのでしょうか。
アルシオーネってどんな車?
出典:ウィキメディア
スバル アルシオーネは、アルシオーネは、スバルのフラッグシップモデルとして位置し、おうし座星団(スバル)でひときわ輝きを放つ星、アルキオネから来ています。本格的なパーソナルカーとして人気が高い車種でした。『4WDアヴァンギャルド』『オトナアヴァンギャルド』というキャッチコピーで制作された自動車です。「先進的な高級パーソナル・クーペ」の趣向で制作されたアルシオーネは、4速オートマチックミッションが組み合わされ、車速感応式のパワーステアリングなども設定されました。
アクティブ・セイフティについても意欲的に設定されており現在でも、安全性能については高い評価があります。前後駆動トルク配分を自動制御する「ACT-4」なども組み込まれています。アルシオーネは、スペシャリティ・クーペとして作られたドライビングポジションになっており、低めの着座位置に高いセンターコンソールになっています。コラムスイッチ機能をボタインスイッチに分割しパネルに配置したり、デジタル・メーターを配置したりするなどスバルの個性溢れる素晴らしい車となりました。
搭載されているエンジンは、「EA82ターボ」水平対向4気筒OHCが搭載され、1.8LGTターボと共通のものとなっています。VRターボオートマチックミッションモデルには、自動的にAWDに切り替わるシステムの「AUTO-4WD」が搭載されていました。高度な制動力制御の仕組みが備わったモデルとなっています。
アルシオーネの消滅‥?
平成3年に制作終了したアルシオーネは、とても希少価値が高い車種で国内でもあまりお見かけすることがありません。ウェッジシェイプの車で空力性能が高く魅力あふれるスペシャリティースポーツクーペです。アメリカ市場では女性からの支持が厚く、コンパクトなプロポーションが人気を呼びました。
スバル史上で、最も個性的であったアルシオーネは、先進的なメカニズムが満載だったにも関わらず、10年間しか生産されなかったモデルでとても希少価値が高く、2015年当時では、現存台数は250台程度とされ、生誕30周年をお祝いした際に誕生した”アルシオーネ・オーナーズクラブ「XAVI(クサビ)」”のメンバー内での稼働状態にあるのは53台で、とても希少な為にパーツの入手困難さなどからも難儀されているようです。
アルシオーネのコンポーネントは、1984年に登場した「レオーネ」から流用され、搭載されているエンジンなども同じものを採用していた結果、レオーネ ツーリングワゴン ターボと同様の135馬力でした。2年後にモデルが追加され、「ER27型」6気筒エンジンが搭載された結果、150馬力へと成長しより楽しめる車へと進化を遂げました。
そんなアルシオーネは、復活の声が上がっており復活されるのかもしれない?と噂がチラホラ聞こえてきます。スバル車で作られているクーペは、トヨタと共同開発したBRZがありますが、スバル独自のクーペを制作するにあたって、アルシオーネの復活が切願されているように感じます。
斬新過ぎるインテリアや国産車初の空気抵抗係数(CD値)0.3切りなど素晴らしい点が多くあるものの欠点として、燃費性能に貢献されなかった点などの特徴もある個性的な車のアルシオーネは魅力あふれるクーペであると言えます。
アルシオーネの相場は?
アルシオーネの買い取り相場やリセールバリューの情報などは、アルシオーネそのものがとても珍しい車種で中古車市場にもあまり出回らないことから情報が多くあがっていません。中古車のホームページを見ても1~2台ほどしか登録されておらず、オーナが大切に乗り続けていることがわかります。
仮に、中古車市場で売りに出すとすればスバル車を専門的に査定している業者などで買い取り査定をしてもらうとより確実な高額査定が見込めるのでとてもオススメです。
販売されていた当時は、アルシオーネの価値があまり認めてもらえていませんでしたが、現代になってアルシオーネの価値が分かり、希少価値が高い点も含め人気のある車種となっており、高額買い取りも期待できる個体であると考えられます。
アルシオーネのリセールバリューについて
出典:ウィキメディア
希少価値の高いアルシオーネですが、リセールバリューはどのような相場になっているのでしょうか。
一般的に、アルシオーネは中古車買い取り相場でもあまり情報が載っていない為、具体的な数値が明らかとなっていないのが実情でございます。とても希少価値が高く、また車の性能などから見てもとても価値が高い自動車なので、リセールバリューの予想価格としては高額な値打ちがつくのではないかと予想されます。
先述した通り、とても価値の高い車種ではありスバル専門の買い取り業者など専門知識のあるスタッフがいる買い取り業者にて、リセールバリューの査定をしてもらうことが一番の方法です。
アルシオーネの価値を十分理解しているので、アルシオーネをしっかりと査定してもらえるだけでなく、大切な愛車を満足のいく価格で取引してもらえるのでオススメです。
まとめ
いかがでしょうか。
とても貴重な個体であるアルシオーネのリセールバリューについてご参考になりましたでしょうか。
アルシオーネは、とても希少価値が高いだけでなく車そのものの性能も高く、かなり価値のある自動車であることがわかりました。日本国内でも、販売台数が8000台程度であったことから当時から既にレアな車であることもそうですが、現存している車の台数が200台満たないという点も含めるとより価値のあるクーペです。
リセールバリューの際には、専門店に相談・査定することがとてもオススメですので、ぜひともご検討ください。
[ライター/岩岡詩織]